旋削用素材の選定と調達
6061-T6 アルミ丸棒
完成径だけで素材を決めず、図面の公差と加工工程から丸棒径を選びます。6061-T6 アルミ丸棒の参考寸法、加工代、切断ロスを確認し、図面・長さ・数量をAluminum Profile Worksへお送りください。供給可否と見積条件を確認します。
調質と製造方法を確認
中実断面を持つ円柱状の素材。
素材の性質を加工条件と照合
6061-T6の中実丸棒は機械・輸送機器部品の素材として用いられます。図面、使用環境、必要な検査書類に照らして選定します。[1]
T6は調質の記号
溶体化処理後に人工時効した状態です。すべての径や製法で同一強度を保証する記号ではありません。[1]
切りくず処理も計画
旋削や穴あけでは長い切りくずが出ることがあります。工具と切りくず制御を検討します。[1]
表面処理は別途指定
大気中での耐食性やアルマイト適性は、処理済みでの納入を意味しません。[1]
6061-T6丸棒の製品情報
- 製品区分
- アルミ丸棒
- 製品系列
- 6061-T6 中実アルミ丸棒
- 断面仕様
- 中実円形断面。径、公差、切断長さは供給確認時に協議
- 合金
- 6061
- 調質
- T6
- 納入仕様
- 見積り時に製品形状と適用規格を指定
参考径と理論質量
T6と明記された供給元の掲載寸法から選んだ参考値です。APWの在庫表や連続した供給径範囲ではありません。製法、公差、供給可否を確認してください。[2]
| 参考径 [2] | 径(mm) | 換算径(in) | 理論質量(kg/m) |
|---|---|---|---|
| 16 mm | 16 | 0.6299 | 0.543 |
| 20 mm | 20 | 0.7874 | 0.848 |
| 25 mm | 25 | 0.9843 | 1.325 |
| 30 mm | 30 | 1.1811 | 1.909 |
| 32 mm | 32 | 1.2598 | 2.171 |
| 38 mm | 38 | 1.4961 | 3.062 |
| 40 mm | 40 | 1.5748 | 3.393 |
| 50 mm | 50 | 1.9685 | 5.301 |
| 60 mm | 60 | 2.3622 | 7.634 |
| 70 mm | 70 | 2.7559 | 10.391 |
| 75 mm | 75 | 2.9528 | 11.928 |
| 100 mm | 100 | 3.9370 | 21.206 |
1 in = 25.4 mmによる換算です。25 mmは1インチ材と同寸ではありません。中実断面と公称密度2700 kg/m³で計算し、0.001 kg/m単位に丸めています。寸法差、表面処理、梱包は含みません。[2]
加工代は限界寸法から確認
完成品24.00 ± 0.05 mm、素材25.00 ± 0.10 mmという仮定例です。
- 素材最小径:24.90 mm
- 完成最大径:24.05 mm
- 片側加工代:0.425 mm
完成径の上限
最大24.05 mmを基準にします。
素材径の下限
最小24.90 mmを使って比較します。
片側の計算
同心なら(24.90 − 24.05) ÷ 2 = 0.425 mm。十分かどうかは加工計画で判断します。
素材質量の比較
同じ長さ・密度では30² ÷ 25² = 1.44。径30 mmは径25 mmより理論質量が44%多くなりますが、価格差ではありません。
この公差は供給保証値ではありません。真円度、真直度、表面の削り取り、取付偏心で局所加工代が変わります。
正味長さから購入長さを求める
仮定の6000 mm材2本から500 mm素材を20個取る例です。鋸刃の切りしろと端部切り落としも必要です。
- L:元材長さ6000 mmと仮定。
- E:各棒の端部切り落とし20 mm。端部切断の鋸しろを含む。
- B:素材500 mmを20個。端面加工とつかみ代を別途確認。
- K:1個ごとに分離鋸しろ3 mm。各棒の最後に必要な1個も含む。
最大個数 = floor((L − E) ÷ (B + K)) = floor((6000 − 20) ÷ (500 + 3)) = 11 floorは整数への切り捨てです。
| 元材 | 個数 | 正味長さ(mm) | 分離鋸しろ(mm) | 端部切り落とし(mm) | 残材(mm) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1本目 | 11 | 5,500 | 33 | 20 | 447 |
| 2本目 | 9 | 4,500 | 27 | 20 | 1,453 |
| 合計 | 20 | 10,000 | 60 | 40 | 1,900 |
購入12000 mmに対し正味10000 mm、長さ利用率83.3%。残り1900 mmは再利用できる場合があります。6 m材の在庫や切断サービスを約束する例ではありません。
切断リストを送信加工内容を見積条件に変える
荷重、接続、使用環境を確認したうえで素材要求を整理します。
| 加工内容 | 確認すること | 見積りに添える情報 |
|---|---|---|
| スペーサーやアダプターの旋削 | 素材径、完成径、加工代、長さ、保持方法。 | 図面、径公差、端面加工代、長さ別数量。 |
| 自動棒材供給 | 径上下限、真直度、送り長さ、端部。 | バーフィーダー・コレット制限、棒長、端部処理。 |
| 大きな除去加工 | 調質と寸法安定性。T6だけでは引張りによる残留応力除去を示しません。[1][5] | 形状、除去順序、正確な調質、代替承認。 |
| 加工後にアルマイトを施す外観部品 | 素材表面、処理順序、外観均一性。[1] | 重要面、合意見本、最終処理、ロット合わせ。 |
精密棒材の公差をすべての6061-T6材に当てはめることはできません。[6]
製品の外観
中実丸棒と切断素材



径、切断長さ、表面要求をお知らせください。
素材質量と輸送重量を区別
中実公称径から正味質量を求め、梱包重量は別途確認します。[2]
計算式
Dをmmとしてkg/m = π/4 × D² × 0.0027。公称密度2700 kg/m³を用い、ロット実測値ではありません。
径25 mmの例
約1.325 kg/m。20個×500 mmは10 m、途中で丸めず計算すると約13.254 kg。
正味と購入の違い
切断例は正味10 mと購入12 mを区別しています。残材、寸法、梱包が納入重量に影響します。
幾何学的な概算であり、認証重量、許容荷重、切断供給の保証ではありません。
同じ仕様で見積りを比較
6061-T6 アルミ丸棒の調質、製法、径、公差、長さ、数量、表面、書類、納入先をまとめて提示します。
調質・製法・納入規格を確認
合金名と調質だけで納入条件がすべて決まるわけではありません。
T6とT651・T6511
T651とT6511には引張りによる応力除去が含まれます。代替は図面と必要な寸法安定性に照らして承認します。[1][5]
押出材と冷間仕上げ材
ASTM B221は押出製品、ASTM B211/B211Mは圧延または冷間仕上げの棒・線などが対象。公差を同一視しません。[3][4]
溶接と表面処理
T6の溶接領域は強度が低下する可能性があります。アルマイト適性と処理済み納入は別です。[1]
見積依頼の記入例
加工代と切断例を結ぶ仮定の条件です。
- 材料
- 6061-T6中実丸棒、製法は要確認。
- 径
- 仮定:素材25.00 ± 0.10 mm、完成24.00 ± 0.05 mm。全体図面を添付。
- 切断
- 500 mm × 20個。長さ公差、端部、加工代を確認。
- 追加条件
- 真直度、表面、追跡書類、梱包、納入先。
正味10 mは理論約13.254 kg。供給、切断余裕、梱包重量を確認します。
必要条件を送信注文前に受入基準を合わせる
発注仕様、図面、検査計画を対応させます。
寸法と状態
径、真直度、長さ、端部、測定方法、加工に影響する表面損傷を定義。
識別と書類
必要書類とロット表示を事前協議。公開データ表は納入ロットの証明ではありません。
入荷確認
保護方法、数量、長さを確認し、保管・加工中も識別を維持。
材料・製品形態の参考資料
他社の掲載品はAPWの在庫・供給能力を示しません。
6061-T6丸棒の調達Q&A
完成径と同じ素材径でよい?
図面と工程から判断します。例の片側0.425 mmは同心条件であり、表面・形状・保持方法の確認が必要です。
正味10 mなのに購入が増える理由は?
例では素材10000 mm+鋸しろ60 mm+端部40 mm+残材1900 mm=12000 mmです。
丸管ですか?
中実丸棒です。丸管は中空で、肉厚または内径も指定します。
表の12径は在庫品?
他社のT6掲載寸法を参考にしたものです。APWへの製法・寸法・数量確認が必要です。[2]
25 mmは1インチ?
1インチは正確に25.4 mm、差は0.4 mmです。元の単位と公差を指定してください。
径25 mmの1 m質量は?
2700 kg/m³で約1.325 kg。総長さを掛ける前に丸めず、輸送重量は別途確認します。[2]
T6511で代替できる?
図面に基づく承認が必要です。T6511は引張り応力除去を含み、T6だけではその工程を示しません。[1]
規格は何を指定する?
製法に応じASTM B221またはASTM B211/B211Mを協議し、版、寸法、書類を明記します。[3][4]
価格を決める条件は?
径、数量、製法、切断長さ、公差、表面、書類、納入条件です。
